都道府県名 |
石川県 |
面積 |
4,185 km2 |
人口 |
118万人 |
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地形 |
※南北に細く,以下の2地区に区分される。 ・加賀地方(金沢市以南) 白山(標高2,702m)を最高峰とする山岳地帯が南東部に位置し,これより北西に流下する河川により形成された沖積平野が発達している。 ・能登地方(津幡町以北) 標高300m以下の低山性山地と丘陵地がほとんどを占め。海岸段丘がよく発達している。 |
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地質 |
・先ジュラ紀の変成岩類および深成岩類は手取川上流域,宝達山,石動山付近,能登北西部に分布している。 ・後期中生代の地層は県南東部の手取川上流白山地域に広く分布する手取層群と,小範囲に分布する足羽層群の大道谷層とがある。 ・白亜紀後期から古第三紀の流紋岩質火砕岩類は,白山北側地域の山地に広く分布するほか,大聖寺川上流や |
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気象 |
・海岸区(花芽平野から能登半島一帯) 海洋の影響で比較的温暖。降雪は山間部に比較して少ない。 ・加賀山間部(加賀南東部一帯) 山岳気候であり,冷涼。年間通して降水量が多い。 ・年平均気温:14.3°C,年間降水量:2,470mm |
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その他特徴 |
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地すべり分布と特徴 |
・一次すべり(岩盤すべり)は少なく,大部分は過去に発生した地すべりによる崩積土が二次的,三次的に移動変形するもの。 ・能登半島の北側と北西側は地すべり密集地帯となっている。これは地質的素因とともに更新世における侵食平坦化作用の有無を原因として考慮される。 ・七尾以南の石動・宝達山地や宝達山南東側の地域は,中新世後期における宝達山塊の著しい隆起に際して形成された断層群や地層の傾斜,並びに中期更新世に起こった背斜的隆起などが関与していると考えられる。 ・白山西南側地区手取層群中の大規模な地すべりの原因・機構は明確にされていないが,近年,新たな知見が得られている。 |
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対策事業の実施状況 |
所管区分 |
箇所数 |
区域面積(ha) |
平成11年3月現在の石川県の地すべり防止区域は左表の通りである。 農村振興局関連の地すべり対策事業費の推移を別表に示す。 |
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国土交通省 |
111 |
4,626.0 |
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農村振興局 |
81 |
4,593.4 |
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林 野 庁 |
88 |
4,609.5 |
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合 計 |
280 |
13,828.9 | |||||
掲載号(紹介されている地すべり) |
Vol.14,No.3 1988年4月 通巻42号:仁江地すべり,深見地すべり,東中尾地すべり,白鳥地すべり,白峰地すべり,大道谷地すべり Vol.28,No.2 2001年11月 通巻83号:(農村振興局所管)岡田北地すべり,道下地すべり |
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