記事作成:(株)エイト日本技術開発 

都道府県名

岡山県

面積

7,112km2

人口

196万人

地形

・北から南へ段々と高度を減じ、東西方向の広がりを持つ階段状の地形が特徴的である。

・階段状地形は、標高1,0001,300mの中国山地、300600mの吉備高原、300m以下の瀬戸内丘陵群に区分される。

・吉備高原は、県面積の約7割を占め、北西で高く南東で低い傾動地塊の様相を呈している。

・県南部に広がる岡山平野は、もともと内陸まで入り込んでいた浅海が、その後の海退に伴う河川の運搬土砂によって陸化し、さらに江戸時代以降の度重なる干拓や埋め立てにより拡大したものである。

・岡山県三大河川の高梁川、旭川および吉井川はいずれも中国山地に源を発し、県を南北方向に横断し、瀬戸内海に注いでいる。
  地形断面図を,別図に示す。

地質

 ・岡山県は西南日本内帯に属している。

・地質構造は、古生代、中生代および新生代の約3.5億年を経て形成されたもので、複雑な地質分布をなすが、NE-SW系のリニアメントが卓越している。

・古生界は、県の中北部を中心として帯状に分布している。これの北部には三郡変成岩類、南部には粘板岩や砂岩、西部には石灰岩や蛇紋岩、中央部には夜久野岩類が見られる。

・中生界としては、花崗岩類や火山岩類が北部と南部に広く分布している。また、中西部に分布する三畳系成羽層群は植物化石を多産し、世界的に有名である。

・新生界としては、第三紀の堆積岩類、洪積世の玄武岩、洪積層、沖積層等が分布している。
地質概要は,別図に示す

気象

・中国山地を主体とする北部の気候は、山陰的な性質を帯びており、気温は低く、降水量は年間を通じて多(16002000mm/年)

・吉備高原を主体とする中央部は、一般に温暖で降水量は梅雨期・台風期を除き少ない(13001500mm/年)

・瀬戸内海に面した南部は、温暖で降水量は年間を通じて少ない(10001300mm/年)

・6月上旬から7月中旬にかけての梅雨期には、梅雨前線の活発化により集中豪雨がしばしば発生する。しかし、年によってはから梅雨となり、南部で干ばつを起こすこともある。

・9月は台風の襲来が多く、大雨、強風、高潮の被害を受けることがある。那岐山麓地方では、広戸(地方風)が吹き荒れ、局地的に大被害をおよぼすことがある。

その他特徴

 

地すべり分布と特徴

・県内の地すべりは、主に吉備高原北部に分布している。

・地質との関連では、@津山盆地周辺の第三紀層分布域、A旭川流域中北部や高梁川流域中北部の結晶片岩分布域、B成羽川流域の成羽層群分布域 に集中している。

・地すべり活動は、豪雨に伴って断続的に活動するものが多いが、道路工事等によって活発な動きを示すものも見られる。

・昭和60年6月の豪雨時、国道180号線沿い斜面で発生した尾崎地すべりは、本県未曾有の大規模なものであり、約1箇月間国道が全面通行止めとなった。
地質別分布図は,別図に示す

対策事業の実施状況

所管区分

箇所数

区域面積(ha)

平成18年1月現在の県の地すべり防止区域は左表の通りである。

(岡山県地域防災計画(資料編)平成192月より)

国土交通省

70

1,223.40

農村振興局

41

2,856.27

林 野 庁

22

 394.88

合  計

   133

4,474.55

掲載号(紹介されている地すべり地)