都道府県名

徳島県

面積

4,145 km2

人口

82万人

地形

県面積の約8割は山林で、県土を南北に分断するように、吉野川、那賀川が東西に流れている。なお、最も高い山は剣山(1,955m)(四国第2位の高山)である。

剣山を中心とした剣山地は、県を南北に分ける分水嶺となっている。

北方では高知県に源を発する吉野川が流下し、大歩危・小歩危の深い渓谷を刻み、池田町から東進し、徳島平野へ通じている。

地質

地質概要を,別図に示す。

吉野川に沿って、東西に中央構造線が走り、地質的にはこれを境とする西南日本内帯と外帯にまたがっている。

地質は、北から和泉帯、三波川帯、秩父帯、四万十帯に分かれており、地形は帯状の地質構造により、山地、平地、河谷の配列が支配され、各山地はそれぞれの地質構造の岩質を反映して形態が異なっている。

中央構造線に沿う吉野川を挟んで北側には内帯の和泉層群よりなる阿讃山地が連なり、その南側には北より三波川帯の結晶片岩からなる四国山地、次いで秩父帯の古生界よりなる剣山地、四万十帯中生界よりなる海部山地がそれぞれ東西に山稜を連ねている。各帯は御荷鉾構造線と仏像構造線に沿う河谷によって分けられる。

気象

年平均気温分布と年降水量分布、を別図に示す。

全般に温暖多雨の地域が多い。

  平均気温:海岸地方16℃、山間部11.713.7

  年平均降水量:県南部2,600mm

部分的に瀬戸内海気候となっている。

  年平均降水量:県北東部1,000mm

その他特徴

地すべり分布と特徴

地すべり防止区域を,別図に示す。

ほぼ県全域に地すべり指定区域が分布する。

狭義の地すべりが分布する地域は、三波川帯および御荷鉾帯の分布地である。この地域では、断層の影響を受けているが、長雨や豪雨にあまり左右されず、継続的に活動していることが多い。また、三波川帯の点紋帯・無点紋帯と御荷鉾帯で、地すべりの様式、地すべり地の特徴が異なっている。

領家帯では、中央構造線に平行または斜交する断層による崩壊が多い。

秩父帯では、板州衝上断層、十二社衝上断層の影響により、崩壊が多い。

四万十帯には、地すべり指定地域がほとんどみられないが、主要断層に沿って崩壊が散見される。

対策事業の実施状況

所管区分

箇所数

区域面積(ha)

平成113月現在の県の地すべり防止区域は左表の通りである。

 

国土交通省

    435

  23,054

林 野 庁

    133

  10,917

農村振興局

    135

   7,096

合  計

    703

  41,068

掲載号(「地すべり技術」に紹介された地すべり地)

Vol.21,No.1(1994年7月,通巻61号)大惣地すべり、大野地すべり、江畑地すべり(国交省所管)
Vol.26,No.2(1999年11月,通巻77号)半平地すべり、閑定地すべり、品野地すべり(農村振興局所管)