都道府県名 |
千葉県 |
面積 |
5,156 km2 |
人口 |
611万人 |
地形 |
・地形は,北部の平坦な下総台地と南部の上総・安房丘陵からなる房総丘陵,東京湾岸の低地および東部の太平洋に面する九十九里沖積低地からなる。 ・標高区分では100m以下が85.1%,100〜200mが11.6%,200〜400mが3.3%となっており,400mを越えるのは,愛宕山(408m)だけである。 ・県内の主要な活断層は、房総半島南端近くには、活動度A〜B級の逆断層である鴨川低地断層帯が東西方向に延びており、さらに、海域まで延びている可能性が高い。 |
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地質 |
・房総半島には,第三紀〜第四紀層が広く分布しており,鴨川地溝帯を境として北と南でその堆積状況が異なる。 ・北部地域は関東堆積盆地と呼ばれる大規模な堆積盆地に,新第三紀中新世の三浦層群・鮮新世〜第四紀更新世前期の上総層群・更新世中〜後期の下総層群が下位より順次分布する。 ・鴨川地溝帯中軸部の隆起によって形成された嶺岡山系は,古第三紀始新世〜新第三紀中新世前期の嶺岡層群,新第三紀中新世前期の保田層群および中新世中期の三浦層群再開の佐久間層から構成されている。
千葉県の地質図を,別図に示す。 |
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気象 |
・三方を海に囲まれており南九州・四国南部・伊豆半島などと並んで温暖な気候である。 ・雨量は房総丘陵の南部が多く(館山:1,460mm/年,勝浦:1,650mm/年),北西部は少ない。特に東京湾沿岸は雨量の少ない地域である(千葉:1,100mm/年) |
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その他特徴 |
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地すべり分布と特徴 |
地すべり防止区域を,別図に示す。 ・地すべり発生地域は,房総半島の南部,鴨川−保田間を中心とする加茂川(鴨川)地溝帯とその隣接地帯に集中する。 ・加茂川地溝帯内に存在する地すべりの割合は全体の90%に達し,地溝帯の外縁も含めればほぼ100%になり,その密度の高さは異常であるともいえる。 |
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対策事業の実施状況 |
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掲載号(「斜面防災技術」に紹介された地すべり地) |
Vol.12,No.1(1985年,通巻34号),Vol.17,No.3(1991年,通巻51号) Vol.27,No.3(2001年,通巻81号),Vol.33,No.1(2006年,通巻97号) |