都道府県名 |
兵庫県 |
面積 |
8,394km2 |
人口 |
560万人 |
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地 形 |
中国山地の延長である播但山地が県土の中央のやや北寄りを東西に走り,その東部が丹波高地となり,日本海側と瀬戸内側に大きく分けている。日本海側では,山地が直接海に接する沈降海岸の特徴を有している。瀬戸内川側は緩やかに下る地形で,沖積平野が広がっている。日本海側に比べて河川の傾斜が緩やかな播磨灘側においては,標高20〜100mの丘陵がみられ,大規模なため池が多数築造されている。神戸市北部には,六甲山系が控え,その南に扇状地が広がっている。 |
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地 質 |
県の中央部以北の播但山地の基盤をなす地層は,古生層や中生層などの堆積岩からなるが,その間に古期火成岩の貫入が見られる。豊岡盆地や播磨平野などでは,肥沃な氾濫原や沖積層の平野が形成された。また,播磨灘側にみられる丘陵は,第三紀層や洪積層からなっている。独立の地理単元をなす淡路島は,全体として低平な花崗片麻岩の丘陵台地から形成されている。なお,中央構造線が淡路島の南部を通過しているため,本県の大部分は西南日本内帯に属している。 |
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気 象 |
気候は,播但山地を境に,冬季積雪が見られる日本海型と温暖な瀬戸内型の気候に大別される。日本海型の県北部の降水量は年平均約2,000mm,瀬戸内海型の県南部の降水量は,1,300mmとなっている。降水量の特徴は,県北部と県南部の冬季の降水量の違いで,冬の降雪・降雨によって,県北では年降水量の約40%が12月から3月の間に降るのに対し,県南ではこの期間が最も降水量が少ない。また,年平均気温を比較すると,県北の豊岡市では14.0℃,県南の神戸市では15.8℃となっている。 |
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その他特徴 |
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地すべり分布と特徴 |
県下の地すべり地帯は,日本海側の但馬地方と瀬戸内海沿岸に存在する。本県における地すべりは,ほとんど第三紀層地すべりであり,但馬地方と淡路島から六甲山系の西北地域に分布する。また,破砕帯地すべりは,但馬地方南部と淡路島南部の海岸線に沿って分布する。 但馬地域の地すべり多発地帯には 第三紀鮮新世〜中新世の泥岩層が分布している。六甲山系の北西地域では,新第三紀層神戸層群の泥岩と凝灰岩を多く含んだ地層が地すべりを誘発している。淡路地域では,北部は新第三紀層分布地域に地すべりが見られ,南部では中央構造線に沿って海岸部に多く見られる。 |
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対策事業の実施状況 |
所管区分 |
箇所数 |
区域面積(ha) |
2005年4月1日現在の県の地すべり防止区域は左表の通りである。 |
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国土交通省 |
95 |
1,764.89 |
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農村振興局 |
71 |
2,436.07 |
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林 野 庁 |
31 |
853.94 |
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合 計 |
197 |
5,054.90 |
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掲載号(「斜面防災技術」に紹介された地すべり地) |
Vol.32,No.3 2006年,通巻96号:兵庫県地すべり−農村環境課 (農村振興局所管)の地すべり対策について− 宿西地地区すべり、東中地区地すべり灘山本地区地すべり | ||||||