都道府県名 |
岩手県 |
面積 |
15,279km2 |
人口 |
129万人 |
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地形 |
・岩手県は東西122km、南北189kmと南北に長い楕円形に近い形をしている。 ・面積は北海道に次ぐ面積である。 ・岩手県の主な地形は、西側を南北に走る奥羽山脈、東側を南北に走る北上山地、両山地に挟まれた北上平野の3地域に区分される。 ・北上山地東側の沿岸部はリアス式海岸であり、県の面積の3分の2を占める。 |
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地質 |
・岩手県の地質は、古生代や中生代の堆積岩(砂岩・粘板岩・石灰岩等)および花崗岩類、第四紀の火山岩類から構成される(地質概略図)。 ・奥羽山脈は、第三系からなる標高1,200m前後の急峻な非火山地域と第四紀に形成された新期火山地域に区分される。南部はグリーンタフ地域に属し、北部は新期火山地域であり、山体周辺に地すべり地形が認められる。 ・北上山地は、早池峰構造帯を境として北部北上山地と南部北上山地に区分される。 ・早池峰構造体には、蛇紋岩が分布する。 ・北上平野は、南北120km東西15kmの低地であり、西側には奥羽山脈から供給された土砂による扇状地が広がっている。 |
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気象 |
・夏は暑く、冬は寒い気候である。 ・降水量は、奥羽山脈で年間1400mm以上になる(降水量分布図)。 ・盛岡市の平均気温は10.0℃、年平均降水量は1,245mmである(盛岡市の気候)。 ・沿岸北部では、夏季にオホーツク海で高気圧が発達したとき、北東から冷たく湿った風「やませ」が吹くと冷夏になる。 |
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地すべり分布と特徴 |
・地すべり防止区域は、合計42箇所で、山形県・秋田県と比較して少ない。 ・地すべり分布域は、奥羽山地の県北の二戸市・一戸町から県南の一関市かけての第三紀層地帯と、北上山地北部の中・古生層地帯の久慈地域に区分される。 ・代表的な地すべりは、磐井川地区(林野庁)や、奥州市の下嵐(おろ)江(せ)地区(国交省)、山(やま)舘(だて)地区(岩手県)、盛岡市の八幡平地区(国交省)などがある。 ・平成20年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震(M7.2)では、震源地に近い
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対策事業の実施状況 |
本県の地すべり防止区域の箇所数および面積は表のとおりである。(平成26年9月現在)。 |
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掲載号(「斜面防災技術」に紹介された地すべり地) |
vol 31 No.2(92号) (2004年11月) |