口絵写真および地すべり概要 四川大地震
 
 
 大光包地区

  

<災害の概要>
 安県高川郷大光包地区で、発生した四川大地震最大級の岩番崩壊、写真は斜面上部の滑落崖。大光包地区の崩壊面積は約4.5km×2kmで、崩壊土砂量は約8億立方メートルである。標高3000m級の山体が地すべり崩壊し、斜面もろとも流下し、対面斜面に乗り上げ、直下の渓谷紅洞子溝に厚く堆積した。(写真撮影及び解説:山田正雄)


 窩前地区


<災害の概要>
 映秀−北川断崖沿いに発生した清川県馬公郷窩前地区の高速岩盤崩壊。発生源は斜面最上級の石灰岩の岩盤で、斜面中腹部は畑地として利用されいたと思われる。最上部にある石灰岩岩塊の一部が斜面を約2km流下し、堆積域の末端では岩塊と土砂が堆積し土手を形成している(写真撮影及び解説:山田正雄)