写真:東竹沢地区
東竹沢で芋川を閉塞した地すべりの規模は、延長約350m、幅約300mである。移動した土塊の量は約130万m3と推定されている。地質は砂質シルト岩および細粒砂岩の互層から構成され,地層の走向、傾斜はN6°E、17〜22°Wである。地すべりは傾斜方向に移動する「流れ盤地すべり」の形態を示しており、頭部で約70mの移動量が見られる。東竹沢地区で今回滑動した地すべりの背後には明瞭な地すべり地形が認められ、古い地すべり移動体の一部が今回分離して再滑動したものと考えられる。
出典:丸井英明:地すべり地帯における地震による崩壊と復旧の視点、(建設コンサルタンツ協会北陸支部技術講習会、2005)
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