書籍

GPSによる斜面防災計測

著者 及川 典生(shamen-net研究会)・武石 朗(shamen-net研究会)
掲載号
  • その1-Vol.39,No.2(117号)2013年
  • その2-Vol.40,No.1(118号)2013年
  • その3-Vol.40,No.2(119号)2013年
概要 斜面防災分野において、地表面の変動量調査や監視センサーおよび対策工の効果判定などを目的としてGPS計測が用いられている。本講座では、GPSの基礎知識、測位方法や精度、電子基準点、GPS高精度計測、光波測量や伸縮計などのほかの計測手法との比較などが解説されている。集中豪雨などの気象予測においてもGPS計測技術が活用されており、防災減災に寄与するものとして、GPS気象学の今後の進展が期待されている。また、斜面防災分野のGPS計測事例の紹介のほか、GPSによる変位計測情報とすべり面推定手法との組み合わせや、斜面安定性評価への利用についても解説されている。
キーワード GPS気象学、GPS高精度計測、GPS自動(連続)計測、GPS定期(手動)計測
目次
  1. はじめに
  2. GPSの基礎知識
  3. GPS測位方法と精度
  4. GPSの誤差
  5. 1周波観測と2周波観測
  6. 基線解析計算
  7. 搬送波位相
  8. 整数値バイアス
  9. 一重位相と二重位相差
  1. はじめに
  2. 電子基準点とは
  3. 地震予知で活躍するGPS
  4. 気象予測で活躍するGPS
  5. GPS高精度計測とは
  6. ほかの計測手法との比較
  1. はじめに
  2. 斜面防災にGPSが適用される理由
  3. GPS計測手法の種類について
  4. 斜面防災分野でのGPS計測事例
  5. GPSの将来
代表図

図5.1 GPSの誤差要因

図6.1 GPSと光波測量の対比(平面ベクトル)

図6.2 GPSと光波測量の対比(断面ベクトル)

図5.2 すべり面推定システム

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