書籍

地震と地すべり

著者 中村 浩之(東京農工大学名誉教授)
掲載号
  • その1-Vol.36,No.3(108号)2010年
  • その2-Vol.37,No.1(109号)2010年
  • その3-Vol.37,No.2(110号)2010年
概要 地震地すべりの特徴と分類(その1)、土や岩の破壊と流動(その2)、地震動が地すべり斜面に与える影響と地震地すべり対策(その3)。
過去の地震地すべり事例を顧み、地震地すべりの発生の可能性やその挙動についてせん断強度特性との関係を踏まえ説明している。震度法やNewmark法など実用的な解析法を紹介しつつ、地すべり危険斜面の抽出法についても触れている。
キーワード 地震地すべり、すべり面せん断強度、危険斜面抽出
目次
  1. 地震地すべりとは何か
  2. 地震時における再発型地すべり
  3. 地震地すべりの事例
  4. 既往地震地すべりからの地すべり分類
  5. 地震における地すべりの可能性
  6. 地震動と地すべり斜面の挙動
  7. 再活動型粘性土地すべりの地震時のすべり面せん断強度
  8. 再活動型砂・シルト質土地すべりと地震時のすべり面せん断強度
  9. 再発型風化頁岩地すべりのすべり面せん断強度特性
  10. 既存すべり面におけるせん断強度と速度効果
  11. 火山堆積物分布地域での地すべりと地震時のすべり面強度
  12. 液状化による地すべり
  13. 地震によるその他の地すべりとすべり面強度
  14. 土や岩のせん断強さの評価法
  15. 地震時の斜面の安定
  16. 震度法
  17. ニューマーク変位量解析(Newmark,1965)
  18. 簡便ニューマーク変位推定法
  19. 動的斜面安定解析に必要な地盤振動パラメータ
  20. カリフォルニア州における地すべり危険斜面抽出法の事例
  21. 今後の地震地すべり対策
代表図

図1 M7.1ロマプリータ地震による地すべり移動量

図2 残留強度にみられる速度依存現象のまとめ

図6.2 正規化された地すべり変位

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